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オスグッド(オスグッド・シュラッター)病

オスグッド病

スポーツをする小学校高学年から中学生の成長期のお子様に多く見られる、膝のお皿の下に痛みや腫れが生じる病気です。

成長期の骨はまだ柔らかい軟骨の状態から徐々に硬い骨へと成長していく途中です。
この時期に、跳ぶ・走る・蹴るなどの動作を繰り返すことで、太ももの筋肉が膝のお皿の下の骨を強く引っ張り続け、その負担によって骨や軟骨の一部が剥がれたり、炎症を起こしたりして発症します。

オスグッド病の原因と症状

原因

  • スポーツによるオーバーユース: ダッシュやジャンプ、ボールを蹴る動作が多いスポーツでよく発症します。
  • 骨の成長と筋肉の柔軟性のアンバランス: 急激に身長が伸びる時期は、骨の成長スピードに筋肉や腱の成長が追いつかず、太ももの筋肉が相対的に短く、硬い状態になりやすくなります。その結果、膝下の骨へ引っ張る力が強まってしまいます。

 

症状

〇膝下(脛骨粗面)の痛み
膝のお皿の少し下あたりに痛みを感じます。特に走る、ジャンプする、しゃがむ、階段を昇り降りするなどの動作時に痛みが強くなります。

〇膝下の腫れ・出っ張り
痛む部分がポッコリと腫れたり、骨が出っ張ってきたりします。

〇圧痛
出っ張っている部分を指で押したり、床に膝をついたりすると強い痛みが出ます。

〇安静時の軽減
運動中は痛みが強いですが、休んでいると痛みが治まることが多いのも特徴です。

オスグッド病の検査

以下の検査を通じて診断を行い、他の病気(骨折や腫瘍など)ではないかを確認します。

【問診・視診・触診】
スポーツの種類や練習量、痛みの出る動作を確認します。
また、膝下の出っ張り具合や、押して痛みがあるかを直接確認します。

【レントゲン検査】
膝のお皿の下の骨(脛骨粗面)の成長軟骨が剥がれかかっていないか、骨が分かれていないかなど、骨と軟骨の状態を確認します。

 

オスグッド病の治療

成長期特有の病気であり、骨の成長が止まれば(15〜18歳頃)痛みも自然となくなることがほとんどです。

1.局所の安静・スポーツ活動の調整
痛みが強い場合は、一時的にスポーツを休む、あるいはジャンプやダッシュなどの痛みの出るメニューだけを控えるなど、練習量のコントロールが最も重要です。

2.アイシングと装具療法
運動後には必ず氷などで患部を冷やし、炎症を抑えます。
また、スポーツをする際には、サポーター(オスグットバンド)の着用をおすすめします。

3.リハビリテーション
痛みの根本的な原因である「太もも前面の筋肉の硬さ」を改善するため、正しいストレッチの方法を理学療法士が指導します。股関節や太もも裏の柔軟性を高めることも大切です。

4.薬物療法
痛みが強い時期には、一時的に湿布や塗り薬などの消炎鎮痛剤を使用し、痛みを抑えます。

 

オスグッド病の予防法

・運動前後のストレッチ
ウォーミングアップとクールダウンを習慣づけ、特に太ももの前側の筋肉をしっかり伸ばして柔軟性を保ちましょう。

・運動後のアイシング
練習後は膝のお皿の下を15分程度、氷水や保冷剤をタオルで包んで冷やし、熱や炎症を早めに鎮めましょう。

・練習量の見直し
お子様が「膝が痛い」と言い始めたら、無理をさせず、早めに練習量を減らすなどの配慮が重要です。「痛みを我慢しての練習」は症状を悪化させる一番の原因となります。

 

オスグッド病に関するよくあるご質問

Q.スポーツは完全に休まないといけませんか?
A. 痛みの程度によりますので、必ずしも完全に休まなければならないわけではありません。
痛みが軽い場合は、サポーターを使用し、練習後にしっかりアイシングとストレッチを行うことで、スポーツを続けながら治療することも可能です。
しかし、歩くだけでも痛いなど症状が強い場合は、一定期間の休養が必要になります。
当院では、大会のスケジュールなども考慮しながら、最適な治療方針をご相談させていただきます。

Q.膝下の出っ張った骨は、治れば元に戻りますか?
A. 成長期が終わると骨が硬くなり痛みはなくなりますが、一度出っ張ってしまった骨の形は、残念ながら元には戻らずそのまま残ることもあります。
ただし、骨が出っ張っていても、大人になってから日常生活やスポーツに支障が出ることは基本的にはありませんのでご安心ください。

Q. これは「成長痛」とは違うのですか?
A. よく混同されますが、医学的には異なります。
一般的な「成長痛」は、夕方から夜間にかけて脚が痛み、朝には鎮痛していることが多く、レントゲンを撮っても痛みの原因となる異常が見つかりません。
一方、オスグッド病はスポーツによるオーバーユースが原因であり、レントゲンやエコーで骨や軟骨に明確な異常(炎症や剥離)が確認できるスポーツ障害です。

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